地域はアイデンティティの大きな源の一つであり、育った/居住する地域の特性は人格形成に大きな影響を与えている。一方で、多くの人は自分自身を知らないのと同様に、自分の地域の本当の姿を知らない。
本講義では、“自分”と“自分の地域”の関わりを解き明かす方法を身につけ、実際に地域表象の理解を深めていくことにより、他地域との相互尊重を行うことのできる知識と態度を涵養する。それにもとづいて、地域資源の発掘、交流人口の増大、人口減少社会におけるコミュニティの持続など、現代的な地域経営の問題に対応するための基礎的な議論を行う。
- 教師: 畦地 真太郎