微生物・感染

医療の現場において「感染症」は⽇常的に遭遇する疾患であるため、看護師にとってその検査、診断、治療の過程を理解することはとても重要です。また院内感染対策において看護師は重要な役割を果たすことになるため、微⽣物に関する知識は必須と言っても過言ではありません。

このような背景から、本科目では感染症の原因となる細菌やウイルスなどの病原微⽣物とそれらの感染機構についての基礎知識を学習していきます。また微⽣物に対する⽣体の防御機構としての免疫の仕組みを理解するとともに、感染症の予防あるいは検査、診断との関わりについても学習します。さらに、感染を制御する⼿段としての滅菌・消毒法や感染症の治療に⽤いられる抗感染症薬についても学習していきます。

以上、本科目は微⽣物に関する理解を深めることにより、医療現場における感染症対応のための基礎⼒を養っていくことを目的としています。