本講義では、授業や授業外学修において、インタビューの実施、データの収集・整理とその分析・報告という一連の過程を経験することを目的としています。それらの調査の過程で、社会で生じている「法」に関わる問題や事象を見つめ、理解する「視点」を修得することが目的です。

   本講義で扱う方法論は、法社会学の分野においてデータを分析する際に用いられる方法のうち「質的調査方法論」です。質的調査方法論には多数の方法が存在するため、本講義では、フィールドワークの方法論、特に、インタビューの方法論を扱います。

 また、授業の後半、フィールドワークの準備を進める時間が必要となるため、その間に映画やビデオなどの映像資料を用いた授業を実施し、映像から「法」を学ぶ機会とします。